中世
サクディナー制
別名: サクディナ・ศักดินา・位階田制
関連国・地域: TH
アユタヤ朝期のタイ(シャム)で発達した、身分秩序を数値で表す社会制度。国王を頂点に、王族・貴族・官僚・平民・奴隷にいたるまで、各人の地位に応じて「サクディナー」と呼ばれる数値(名目上の保有田地の面積で表される位階)が割り当てられた。15世紀のボーロマトライローカナート(トライローク)王の改革で体系化されたとされ、この数値が官職・特権・義務・刑罰の軽重などを定める基準となり、身分制社会と賦役制度を支えた。19世紀末からのラーマ5世(チュラロンコーン)による近代化改革のなかで実質的な機能を失っていった。