中世602年 〜 680年
ムアーウィヤ1世
別名: ムアーウィヤ・イブン・アビー・スフヤーン
メッカの名門クライシュ族ウマイヤ家出身の政治家・武将で、ウマイヤ朝の創始者。第3代正統カリフ・ウスマーンのもとでシリア総督を務め、第4代カリフ・アリーとはイスラム共同体の指導権をめぐる第一次内乱(フィトナ)で対立した。アリーの死後の661年にカリフ位を確立し、ダマスクスを都とするウマイヤ朝を開いた。地中海への海軍展開やビザンツ帝国への遠征を進める一方、統治では武力よりも交渉と寛容(ヒルム)を重んじたと伝えられる。息子ヤズィードを後継者に指名し、イスラム史上初めてカリフ位の世襲への道を開いた。