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アゼルバイジャンのコーカサス山脈の標高2000mを越える高地に孤立して住むヒナリグ族の集落と、夏冬の放牧地を往復する全長約200kmの「ケチ・ヨル」移動ルート。古代からの季節移動放牧の文化が現在も機能している極めて貴重な例です。
アゼルバイジャンの岩山地帯。旧石器時代から中世に至る約4万年間にわたり、狩猟や戦い、葦の船による航行などを記した6000以上の岩面彫刻(ペトログリフ)が密集して残り、氷河期直後からのコーカサス地域の人類の生活の変遷を伝えます。
アゼルバイジャン北部のコーカサス山麓にある、シルクロードの絹の要衝。高台の歴史地区に伝統的家屋群が並び、内部の「極彩色のステンドグラス」と見事なフレスコ画が圧倒的な美しさを放つ18世紀のハーン(王)の宮殿が世界的に評価されています。
イランからアゼルバイジャンに連なるカスピ海南岸の特異な自然林。氷河期の大氷床から奇跡的に免れた「避難所」であり、2,500万年前からの太古の広葉樹林の生態系(原生的な植物群)が現在まで数百年手つかずで存在し続ける世界的に稀有な進化の実験室です。
アゼルバイジャンの首都バクーに残る、カスピ海沿岸の堅固な城壁に囲まれた中世の旧市街。ゾロアスター教の巨大な謎の『乙女の塔』と、15世紀のイスラム系シルヴァン朝の豪奢な宮殿群を中心に、ゾロアスター、ササン朝、アラブ、ロシア等の全文化が重層的に混在したカフカスの歴史迷宮です。