イベント 57件 / 場所 59件 / 人物 48名 / 用語 24件 を収録
北欧神話の宇宙創造の始まりとされる太古の時代。無限の虚無の中心に存在するギンヌンガップ(裂け目)を境に、南には灼熱のムスペルヘイムが広がり、そこを統治する炎の巨人スルトが存在していた。一方、北には霜と…
ユミルと同じく虚無から生まれた牝牛アウズフムラの栄養豊かな乳を毎日飲み続けたユミルから、やがて生命が分化し、一人の男と一人の女が誕生した。この二人の巨人から、後の巨人族全体へと繁栄する一族が始まった。…
聖牛アウズフムラがニブルヘイムの氷を舐め続ける行為により、次第に氷の中から人間の形をした存在が現れ始めた。ついに第三日目、完全な男の形をした存在が解放され、その者の名はブーリーであった。ブーリーはアー…
全能を求めるオーディンは、世界樹ユグドラシルに逆さ吊りになり、自らの槍グングニルで9日9晩身体を貫く壮絶な自己犠牲を遂行。この極限の修行を通じて、ルーン文字の秘密と宇宙の深い知識を習得した。知識への渇…
アース神族が生まれ平穏な日々を過ごしていた。ある日、グルヴェイグという名の女がアースガルズを訪れる。グルヴェイグはアースガルズに住む女神たちに淫らな快感を与え、貪欲な心を掻き立てた。アースガルズの平穏…
互いに激しい戦いを繰り広げたアース神族とヴァン神族は、両陣営が深刻な損害を被ったため戦闘の継続は無益と判断した。両者は講和交渉に応じ、人質交換による和平を成立させた。ヴァン神族からは豊穣の神フレイと愛…
古い巫女ヴォルヴァからオーディンが受けた恐怖の予言は、やがてアース神族全体が滅亡の運命にあることを明かしていた。この宿命的な啓示がオーディンの行動指針となり、知識と力を求める彼の執拗な旅や、ヴァルハラ…
ヴォルヴァの予言でアース神族の滅亡をもたらす存在として示されたロキの息子ヨルムンガンド。なお小さいヘビの姿をしていた幼少期に、オーディンはこの脅威を排除しようとしてヨルムンガンドを大海へ投げ込んだ。し…
バルドルを死に至らしめた罪により捕らえられていたロキとフェンリル。光を失った世界で、ついにその日は訪れる。オオカミが太陽と月を飲み込んだのである。その際に、天から星が落ち、大地は揺らぎ、山が避けた。ロ…
ヘイムダルはアースガルズの見張り番であり、最初にギャラルホルンを吹いてラグナロク到来を告げた。宿敵ロキとの永遠の対立は終焉を迎え、二人は最終決戦で相打ちとなった。光と秩序の守護者ヘイムダルと、混沌と欺…
962年、ローマ教皇ヨハネス12世がオットー1世をローマ皇帝として戴冠し、神聖ローマ帝国が正式に成立した。この帝国はドイツを中心とする多くの領邦からなり、中世ヨーロッパの政治秩序を形成する重要な勢力と…
1095年、ローマ教皇ウルバヌス2世はセルジューク朝トルコによる聖地エルサレム支配を口実に十字軍遠征を呼びかけた。第1回(1096〜99年)はエルサレムを占領し「エルサレム王国」を建設したが、1187…
12〜13世紀に神聖ローマ帝国皇帝を輩出したシュタウフェン家は、フリードリヒ2世の死(1250年)後に急速に衰退した。1266年、最後の王コンラディンがアンジュー家に敗れ処刑されたことでドイツ・イタリ…
中央アジアからシルクロードを経てヨーロッパに持ち込まれたペスト菌が大陸全土に猛威を振るい、ヨーロッパの人口の約3分の1にあたる2500万人以上が死亡したとされる。労働力の激減は農奴制の崩壊を加速させ、…
ドイツのマインツにいたヨハネス・グーテンベルクが、金属製の活字と活版印刷機を発明した。それまでの木版印刷と異なり、金属活字を組み替えることで大量生産が可能になり、知識と情報の普及が急速に進んだ。この発…
1618年から30年間続いたドイツを主舞台とする宗教戦争(三十年戦争)は1648年のウェストファリア条約で終結した。この条約は単なる戦争終結協定にとどまらず、国家主権の相互承認・内政不干渉原則・宗教的…
ドイツの神学者マルティン・ルターが、カトリック教会の贖罪状販売に反発して95箇条の提題をウィッテンベルク教会の扉に貼り出した。この行動は宗教改革の火付け役となり、プロテスタント運動へ発展した。ルターの…
ヨハネス・ケプラーが『新天文学』を出版し、惑星は太陽の周りを楕円軌道で運動するという「ケプラーの第1法則」と「第2法則」を発表。ティコ・ブラーエの精密な観測データを解析した成果であり、天動説からの脱却…
ドイツ(プロイセン)の王フリードリヒ大王が行った改革と拡張政策。啓蒙専制主義を実践し、行政改革、軍隊の強化、産業振興を推進した。オーストリアとの領土争い(シレジア戦争)に勝利してプロイセンを強大国に変…
ハプスブルク家のマリア・テレジアが神聖ローマ皇帝位とオーストリア公国を継承したことに対し、プロイセン・フランスらが異議を唱えてヨーロッパ規模の戦争に発展した。プロイセンはシュレージエンを獲得し、オース…
1848年2月のフランスの二月革命を皮切りに、ウィーン体制(1815年)のもとで抑圧されてきた自由主義・ナショナリズム運動がヨーロッパ全土で爆発した。オーストリアではメッテルニヒが失脚し、ハンガリーで…
19世紀後半、ヨーロッパ列強が資源・市場・投資先を求めてアジア・アフリカ・太平洋に積極的に進出した「帝国主義」の時代。1884年のベルリン会議でアフリカ分割が公式化され、1914年までにアフリカの90…
1884〜85年、ビスマルク主催のベルリン会議でヨーロッパ列強はアフリカ分割のルールを決定した。「先に占領した者が支配権を持つ」という原則のもと、1880年代〜1900年代の約20年間で、アフリカ大陸…
サラエボでのオーストリア皇太子フランツ・フェルディナント暗殺を引き金に、ヨーロッパの同盟網が連鎖的に作動し世界規模の戦争に発展。塹壕戦・毒ガス・戦車・航空機など近代兵器が初めて大規模投入され、4年間で…
第一次世界大戦の勃発により、開催が中止された1916年ベルリン大会。クーベルタンは平和の祭典が戦争によって阻まれたことに深く落胆し、オリンピックが国際情勢の激動と無縁ではいられない現実を突きつけられた…
第一次世界大戦でのドイツの敗北により、帝政が廃止され、共和制政治体制が成立した。ワイマール憲法に基づく共和国は、民主主義を標榜したが、厳しい賠償金と経済危機に直面した。この期間は高度な文化的成果を生み…
1936年の第11回ベルリン大会。アドルフ・ヒトラー率いるナチス政権下、「アーリア人種の優秀性」を誇示する国威発揚のプロパガンダとして大規模に利用された。古代オリンピアからの聖火リレーが初めて実施され…
1936年の第4回ガルミッシュ・パルテンキルヒェン大会(ドイツ)。同年の夏季ベルリン大会と合わせてナチス体制下で開催された、最後の「同一国連続開催」モデル。アルペンスキー競技が初めて採用されたが、スキ…
1938年11月9日深夜から10日未明にかけて、ナチス突撃隊(SA)らがドイツ全土でユダヤ人の商店・住宅・シナゴーグを組織的に破壊・放火した。割れたガラスが月明かりで水晶のように輝いて見えたことから「…
1972年の第20回ミュンヘン大会。パレスチナの武装組織がイスラエル選手村を襲撃し、選手団11名が殺害される「ミュンヘンオリンピック事件」が発生。平和の祭典が国際テロリズムの標的となる衝撃的な結末を迎…
1974年の第10回西ドイツ大会。この大会から新たに「FIFAワールドカップトロフィー」が導入された。ヨハン・クライフを擁するオランダが、全員が攻守に流動的に関わる「トータルフットボール」で旋風を巻き…
1989年、ゴルバチョフのペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)政策のもと、東欧諸国で次々と民主化革命が起きた。ポーランドでは連帯(ソリダルノスチ)が選挙に勝利し、ハンガリーはオーストリアと…