古代🏛️ 建造物
🏛️
ペトラ
別名: ペトラ・Petra・岩の都ペトラ
ヨルダン南部の渓谷にある古代都市遺跡。紀元前後にナバテア王国の都として栄え、南アラビアから地中海世界へ向かう香料の隊商路の要衝を押さえて富を集めた。シークと呼ばれる幅数メートル・長さ約1.2kmの岩の裂け目を抜けた先に、高さ約40mの岩壁を彫り抜いた建造物エル・ハズネ(宝物殿)が現れることで知られる。デイル(修道院)や王家の墓、円形劇場など、砂岩の岩肌を直接刻んで造られた建造物群が残り、ヘレニズム・ローマ・オリエントの様式が融合した意匠を示す。乾燥地でありながらダムや水路、貯水槽を組み合わせた高度な水利システムが都市を支えていた。106年にローマ帝国に併合されたのち、交易路の変化や地震により衰退し、長く忘れられていたが、1812年にスイスの探検家ブルクハルトがヨーロッパに紹介した。1985年に世界遺産に登録されている。