中世📍 建造物 (都市)
📍

トンブクトゥ

別名: 砂漠の特大都・トンブクトゥ・Timbuktu・Tombouctou・トンブクトゥー

西アフリカ・マリ共和国の中部、ニジェール川の湾曲部の北側、サハラ砂漠の南縁に位置する都市。11世紀頃にトゥアレグ系遊牧民の季節的な野営地として成立し、砂漠を越えて岩塩などを運ぶラクダのキャラバンと、ニジェール川を行き交う舟運とが出会う結節点として発展した。14世紀にマリ帝国の支配下に入り、マンサ・ムーサの時代にモスクが建てられ、15世紀後半からはソンガイ帝国の支配下でサハラ縦断交易の要衝として最盛期を迎えた。ジンガリベリ、サンコーレ、シディ・ヤヒヤの三つのモスクを中心にイスラム学が栄え、多数の学者と写本が集まって西アフリカにおける学問の中心地となった。1591年のトンディビの戦いでソンガイ帝国がモロッコ軍に敗れ、学者たちが連行されると学問都市としての活気は失われ、交易路の変化もあって次第に衰退した。日干し煉瓦と泥(バンコ)を用いた独特のモスク建築群は毎年住民の手で塗り直されて維持されており、1988年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。2012年に武装勢力が市を占拠した際には聖者廟などが破壊され、同年ユネスコの危機にさらされている世界遺産一覧表に記載された。市内やその周辺には中世以来のアラビア語写本が数多く残り、その保存が現在の課題となっている。

🗺️ 地図

📍 16.7733, -2.9994OpenStreetMapで見る ↗
← 場所一覧に戻る