近現代
スレブレニツァ虐殺(第二次世界大戦後ヨーロッパ最大のジェノサイド)
🇧🇦ボスニア・ヘルツェゴビナ
ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦末期、国連の「安全地域」に指定されていた東部の都市スレブレニツァで、ラトコ・ムラディッチ率いるセルビア人勢力(スルプスカ共和国軍)がボシュニャク人(ムスリム)男性・少年8,372人を組織的に殺害した事件。オランダ軍主体のUNPROFOR(国連保護軍)が駐留していたにもかかわらず阻止できなかった国連史の汚点。犠牲者は大量処刑後に集団墓地に埋められ、その後の隠蔽工作のために遺体は複数回掘り起こされて再埋葬された。2007年に国際司法裁判所(ICJ)、2004年に旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY)がともにジェノサイドと認定。ムラディッチは2017年、カラジッチは2016年に終身刑判決を受けた。第二次世界大戦以降ヨーロッパで最大のジェノサイド事件とされる。