近現代
十年戦争の開始(ヤラの叫び)
🇨🇺キューバ
東部マンサニーリョ近郊の製糖農園ラ・デマハグアで、農園主カルロス・マヌエル・デ・セスペデスが自らの奴隷を解放し、スペインからの独立を宣言した。この蜂起は付近の地名にちなんで「ヤラの叫び」と呼ばれる。反乱軍は1869年にグアイマロで憲法を採択して共和国政府を組織し、マキシモ・ゴメスやアントニオ・マセオらが東部を中心にゲリラ戦を展開したが、島の西部に広がる大農園地帯へは戦線を拡大できず、指導部の内紛もあって戦局は膠着した。10年に及ぶ戦いは1878年のサンホン協定で終結し、アントニオ・マセオは協定を拒否して抗戦継続を主張した(バラグアの抗議)。独立は達成されなかったものの、この戦争を通じて奴隷制の解体が進み(1880年に解放前の徒弟制へ移行、1886年に全廃)、キューバ国民意識の形成が促された。10月10日は現在もキューバの祝日とされている。