中世
キリル文字
別名: Cyrillic script・キリル・アルファベット・キリール文字
関連国・地域: BG, RU, UA
9世紀末から10世紀初頭にかけて、第一次ブルガリア帝国で成立したスラヴ語を表記するための文字体系。ビザンツ帝国の宣教師キュリロス(キリル)とメトディオス兄弟が考案したグラゴル文字による布教活動を受けて、その弟子たちがギリシャ文字を基礎に整備したと考えられており、名称は兄キュリロスにちなむ。プレスラフ文学学校を中心に教会スラヴ語の文献に用いられ、正教の広まりとともにセルビアやキエフ・ルーシ(現在のロシア・ウクライナ・ベラルーシ)へ伝わった。現在もブルガリア・ロシア・ウクライナ・セルビア・モンゴルなど広い地域で使われ、2007年のブルガリアのEU加盟により、ラテン文字・ギリシャ文字と並ぶEUの公式文字の一つとなった。