近世

ミタ制

別名: ミタ・mita

関連国・地域: PE, BO, ES

アンデス地域の輪番制労働制度。もとはインカ帝国において、各共同体が道路建設・軍役・農作業などの公共労働を交替で負担する制度だった。スペイン植民地時代の1570年代、ペルー副王フランシスコ・デ・トレドがこれを再編し、ポトシ銀山やワンカベリカ水銀鉱山へ先住民労働力を強制的に供給する仕組みに転用した。指定地域の村落は成人男性の一定割合を鉱山へ送ることを義務づけられ、坑内の過酷な労働環境や水銀中毒により多くの死者を出し、先住民人口の減少と共同体の疲弊を招いた。1812年のカディス議会で廃止が布告されたが、実態としての強制労働は独立期まで残った。

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