古代
六道輪廻
別名: ろくどうりんね・六道・六趣・輪廻転生・三界六道
関連国・地域: IN, JP, CN
仏教の根本的な世界観で、生きとし生けるものが業(カルマ)に従って六つの世界を生まれ変わり続けるという思想。六道は①地獄道(最大の苦しみの世界)、②餓鬼道(飢えと渇きに苦しむ世界)、③畜生道(本能のままに生きる動物の世界)、④修羅道(争い続ける阿修羅の世界)、⑤人間道(喜びと苦しみが混在する現世)、⑥天道(福徳を積んだ者が生まれる天上界)の六つからなる。忉利天はこの天道の中でも特に人間と縁の深い世界とされる。仏教では、この輪廻のサイクルから解脱することが修行の最終目標とされ、悟りを開いた者は輪廻を超えた「涅槃(ねはん)」の境地に至るとされる。日本では平安時代に「六道絵(ろくどうえ)」として視覚化され、庶民の死生観・倫理観に深く影響を与えた。京都・六道珍皇寺は冥界への入口とされる「六道の辻」として知られる。