近世
戦国時代
別名: 戦国
関連国・地域: JP
応仁の乱(1467年)以降、室町幕府の権威が失墜し、各地の大名・国人が覇権を争った約100年間の動乱期。将軍家と有力守護大名の家督争いが結びついて起きた応仁の乱は、京都を主戦場に11年に及び、諸大名が領国へ引き揚げたあとの幕府は畿内の一政権に転落した。地方では守護代や国人が主家を退けて実権を握る「下剋上」が相次ぎ、伊勢宗瑞(北条早雲)や斎藤道三のように出自にとらわれず一国を切り取る者が現れた。彼ら戦国大名は分国法を定めて家臣団と領民を直接支配し、検地によって収穫高を把握し、城下町に商工業者を集めて富国強兵を進めた。合戦では足軽を組織した集団戦法が主流となり、1543年に伝来した鉄砲は戦術と築城のあり方を大きく変えた。一方で山城国一揆や加賀の一向一揆のように、武士以外の勢力が地域を自治する動きも生まれた。こうした分立状態は、織田信長の上洛と畿内平定、豊臣秀吉による全国統一(1590年)を経て収束し、徳川家康が江戸幕府を開いて新たな秩序が確立した。