古代
須弥山
別名: しゅみせん・スメール山・Sumeru・Meru・妙高山
関連国・地域: IN, JP, CN
仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教に共通する宇宙の中心にそびえる聖なる山。高さは仏教宇宙論では16万由旬(ゆじゅん)とされ、その頂上に忉利天(三十三天)が広がり帝釈天が統治する。山の四面にはそれぞれ異なる宝石が輝き、山の中腹には四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)の住む天宮がある。須弥山を囲むように七つの山と七つの海が同心円状に広がり、その外側に四大陸(南に人間が住む「南贍部洲/なんせんぶしゅう」)が配置されるとされる。この宇宙観はアジア各地の仏教寺院建築に反映され、ヒンドゥー寺院の高塔(シカラ)や、カンボジアのアンコール・ワットも須弥山を象徴するとされる。日本の寺院に置かれる「須弥壇(しゅみだん)」も同じ概念に由来する。