古代🏛️ 神話
ゼウス
別名: ゼウス・ぜうす
ギリシャ神話の主神。天空と雷を司り、オリュンポス十二神の頂点に立つ「神々と人間の王」である。ティタン神族のクロノスとレアの末子として生まれ、わが子に王位を奪われることを恐れて子どもたちを呑み込んだ父クロノスから母レアの機転で救われ、クレタ島の洞窟で密かに育てられたと伝えられる。成長したゼウスは兄姉を救い出し、ティタン神族との十年に及ぶ戦い(ティタノマキア)に勝利して世界の支配権を握り、くじによって兄ポセイドンに海を、ハデスに冥界を分け与え、自らは天空を治めた。正妻は女神ヘラで、アテナ・アポロン・アルテミス・ヘルメスなど多くの神々や、ヘラクレスをはじめとする英雄たちの父とされる。武器は一撃で全てを打ち砕く雷霆(ケラウノス)。聖地オリュンピアでは彼を祀る祭典として古代オリンピックが開かれ、フェイディアス作の巨大なゼウス像は「世界の七不思議」の一つに数えられた。ドドナの神託所でも崇拝され、ローマ神話のユピテルと同一視される。