近世

エンコミエンダ制

別名: Encomienda・エンコミエンダ・委託労働制

関連国・地域: ES, MX, PE

スペインが中南米植民地で採用した強制労働制度。スペイン王室が征服者・植民者(エンコメンデロ)に一定数の先住民の労働・貢納を「委託」する代わりに、エンコメンデロは先住民をキリスト教に改宗させ保護する義務を負うとされた。実態はほぼ奴隷制度で、先住民は銀鉱山・農園・建設現場で過酷な労働を強いられた。ラス・カサスなどの聖職者が先住民保護を訴えて批判し、1542年の「新インディアス法」で制度は制限されたが完全廃止には至らなかった。先住民の大量死により労働力が不足すると、アフリカからの黒人奴隷貿易が拡大した。中南米の根深い貧富格差・人種的不平等の歴史的根源の一つとされる。

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