近現代
エッフェル塔完成・パリ万博
🇫🇷フランス
1889年のパリ万国博覧会にあわせて、エンジニアのギュスターヴ・エッフェルの会社が設計・施工した高さ約300メートルの鉄塔が完成した。万博はフランス革命100周年を記念して開かれたもので、塔は1887年1月に着工し、約2年2か月の工期を経て1889年3月31日に落成、5月6日の万博開会とともに一般公開された。錬鉄をリベットで組み上げた構造は、当時の建築物の高さの常識を大きく塗り替え、1930年にニューヨークのクライスラー・ビルが完成するまで世界一高い人工建造物であった。着工前の1887年には、モーパッサンやシャルル・グノーら作家・芸術家がパリの景観を損ねるとして反対の抗議文を発表している。塔は当初、20年の使用許可期間の後に解体される予定だったが、無線電信のアンテナとして軍事・通信上の有用性が認められて存続し、現在はパリを代表する建造物として世界的に知られている。