古代
カースト制度の確立 ― ヴァルナとジャーティ
🇮🇳インド
ヴェーダ時代に起源を持つヴァルナ(バラモン・クシャトリア・ヴァイシャ・シュードラの四階層)が、紀元前600年頃までに職業集団「ジャーティ」と結びついて固定化し、現在いう「カースト制度」の原型が成立した。さらにヴァルナの外に置かれた「不可触民(アンタッチャブル)」は最も過酷な差別を受けた。宗教的な「穢れ」の概念が差別を正当化し、インド社会の構造を数千年にわたって規定した。20世紀にアンベードカルら改革者が廃止を訴え、1950年のインド憲法でカーストによる差別は禁止されたが、社会的慣習として現在も根強く残る。