近世

コットの虐殺とラナ家による専権の始まり

🇳🇵ネパール

1846年9月14日夜、カトマンズの王宮に隣接する武器庫「コット」に招集された廷臣たちのあいだで武力衝突が起こり、多数の有力貴族が殺害された。この混乱を制した軍人ジャン・バハドゥル・クンワルが宰相に任じられ、以後シャハ朝の国王は儀礼的な存在に退けられて、実権は宰相職を世襲する彼の一族が握ることになった。ジャン・バハドゥルは一族の姓を「ラナ」と称し、1850年から翌年にかけてイギリスフランスを訪問して、イギリスとの協調を基本とする外交路線を定めた。ラナ家の支配は約1世紀続き、国を外部との接触から遠ざける一方で近代的な軍・行政の整備も進めたが、1951年に国王トリブバンとネパール会議派の運動によって終わりを迎え、王政復古へとつながった。

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