近現代
民主化運動(ジャナ・アンドラン)と複数政党制の回復
🇳🇵ネパール
1960年に国王マヘンドラが議会を解散して以来、ネパールでは政党を認めない「パンチャーヤト制」と呼ばれる国王親政の体制が続いていた。1990年初頭、ネパール会議派と左派各党が共同で民主化を求める運動(ジャナ・アンドラン)を起こし、都市部を中心に大規模なデモとゼネストが広がった。国王ビレンドラは同年4月に政党の禁止を解いて政府を交代させ、11月9日には複数政党制の議会と立憲君主制を定める新憲法が公布された。翌1991年には約30年ぶりの総選挙が実施された。この体制は1996年に始まる内戦のなかで動揺し、2006年の第2次民主化運動を経て2008年の王政廃止に至る。