近現代

オーストリア=ハンガリーによるボスニア・ヘルツェゴビナ併合(ボスニア危機)

🇧🇦ボスニア・ヘルツェゴビナ

1878年のベルリン条約により、ボスニア・ヘルツェゴビナはオスマン帝国の宗主権を残したままオーストリアハンガリーが占領・統治する地域となっていた。1908年10月、青年トルコ革命によるオスマン帝国の混乱に乗じて、オーストリアハンガリーは同地の正式併合を宣言した。これに対しセルビアは強く反発し、汎スラヴ主義を掲げるロシアも抗議したが、ドイツオーストリアハンガリーを支持したため、1909年に両国は併合の承認を余儀なくされた(ボスニア危機)。ベルリン条約の一方的な改変であったこの併合は、バルカン半島における列強の対立とセルビア民族主義の高揚を決定づけ、1914年のサラエボ事件から第一次世界大戦へと至る過程の重要な前提となった。

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