近世

ナントの勅令(宗教寛容令)

🇫🇷フランス

1598年4月13日、フランス王アンリ4世がナントの勅令を発布した。1562年から続いたユグノー戦争(フランス宗教戦争)を終結させるための措置で、プロテスタント(ユグノー)に信仰の自由と、指定された地域での礼拝の権利、公職に就く権利、司法上の保護を与えた。さらにラ・ロシェルなど約100の安全保障都市の保有も認められ、ユグノーは国家の中に一定の自治的な地位を確保した。カトリックが依然として国家の宗教とされた点で完全な信教の自由ではなかったが、宗教的少数派の共存を国王の法によって定めた点で画期的だった。しかし17世紀に入るとルイ13世の時代に安全保障都市が失われ、1685年にはルイ14世がフォンテーヌブローの勅令によってナントの勅令を廃止したため、多くのユグノーがオランダイギリス・プロイセンなどへ亡命した。

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