近世
徳川家康が江戸幕府を開く(江戸時代始まり)
🇯🇵日本
関ヶ原の戦いに勝利して全国の実権を握った徳川家康は、1603年2月12日(慶長8年)に朝廷から征夷大将軍に任じられ、本拠地の江戸(現在の東京)に幕府を開いた。家康はわずか2年後の1605年に将軍職を子の秀忠に譲り、徳川家が将軍職を世襲することを天下に示したうえで、駿府から大御所として実権を握り続けた。大坂の陣(1614〜1615年)で豊臣氏を滅ぼすと、同年に武家諸法度と禁中並公家諸法度を定め、大名と朝廷の双方を法で規制する体制を固めた。幕府は将軍と大名が土地と農民を統治する幕藩体制をとり、大名を親藩・譜代・外様に分けて配置し、3代将軍家光の時代には参勤交代を制度化して大名の財力と行動を抑えた。対外関係ではキリスト教を禁じ、貿易港と相手を限る体制(いわゆる鎖国)へ移行し、長崎・対馬・薩摩・松前を通じて交流が続いた。以後、幕府は1867年の大政奉還まで260年余り続き、大規模な内戦のない時代のもとで新田開発や街道・海運の整備が進み、都市が発達して町人文化が花開いた。