近世1543年 〜 1616年
徳川家康
別名: 家康・とくがわいえやす
江戸幕府の初代将軍。三河国(現・愛知県)の小大名・松平氏に生まれ、幼少期は今川・織田両氏の人質として過ごした。桶狭間の戦い後に自立し、織田信長と同盟。豊臣秀吉の時代には臣従して関東へ移封され、江戸を本拠とした。秀吉の死後、1600年の関ヶ原の戦いで勝利して実権を握り、1603年に征夷大将軍となって江戸幕府を開いた。1615年の大坂の陣で豊臣氏を滅ぼし、武家諸法度などにより幕藩体制を整えた。死後は東照大権現として日光東照宮に祀られ、約260年続く江戸時代の礎を築いた。1600年にオランダ船リーフデ号で豊後に漂着したイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)を外交顧問として重用し、朱印船貿易を通じて東南アジアとの交易も進めた。将軍職は1605年に子の秀忠へ譲ったが、駿府で大御所として実権を握り続けた。同じ1600年にはロンドンでイギリス東インド会社が設立されており、ヨーロッパ勢力のアジア進出と江戸幕府の成立はほぼ同じ時期にあたる。