近世

トンディビの戦いとソンガイ帝国の崩壊

🇲🇱マリ

1591年3月、モロッコのサアド朝が派遣したジュダール・パシャ率いる遠征軍が、サハラ砂漠を越えてニジェール川流域に達し、ガオ北方のトンディビでソンガイ帝国軍を破った。マスケット銃と大砲を備えたモロッコ軍に対し、ソンガイ側は騎兵と弓・槍が主力であり、火器の差が勝敗を分けたとされる。モロッコ軍はガオ、トンブクトゥ、ジェンネを相次いで占領し、金と岩塩の交易路の掌握をはかった。ソンガイ王家は南東のデンディ地方に退いて抵抗を続けたが帝国は解体し、ガーナ・マリ・ソンガイと続いた西アフリカ・サヘル地域の大帝国の時代は終わった。1594年にはトンブクトゥの学者アフマド・バーバーらがマラケシュへ連行され、学問都市としての活気も損なわれた。

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