中世
マグナ・カルタの署名
🇬🇧イギリス
1215年6月15日、イングランド王ジョンはテムズ川沿いのラニーミードで、反乱した諸侯(バロン)の要求を受け入れ、全63か条の文書に大印璽を押して承認した。フランスにおける大陸領の喪失と、たび重なる軍事費の徴収への不満が背景にあり、教会の自由、慣習に反する封建的負担の禁止、ロンドンなど都市の特権の確認などが定められた。第39条は、自由人は同輩による合法的な裁判または国法によらなければ逮捕・監禁・財産の剥奪をされないと規定している。教皇インノケンティウス3世は同年のうちに文書の無効を宣言し、第一次バロン戦争が起きたが、ジョンの死後に改訂版が繰り返し発布され、1225年版が後の法令として受け継がれた。17世紀に国王大権を制限する根拠として援用されたことで、「法の支配」の象徴とみなされるようになった。