中世
正統カリフ時代とイスラム帝国の急拡大(632〜661年)
🇸🇦サウジアラビア
ムハンマドの死後、後継者(カリフ)として選ばれたアブー・バクル・ウマル・ウスマーン・アリーの4人が「正統カリフ」と呼ばれる。わずか30年の間に、ビザンツ帝国からシリア・エジプトを、サーサーン朝ペルシアを滅ぼしてイラン・イラクを征服するなど、驚異的な速さで版図を広げた。イスラム軍が強かった理由は宗教的熱意だけでなく、被征服民に「信仰か人頭税(ジズヤ)か」という選択肢を与え比較的寛容だったことも大きい。第4代カリフ・アリーの暗殺後に後継者を巡る内紛が生じ、イスラム世界はスンナ派とシーア派に分裂した。