中世
コロンブスのカリブ海岸到達とスペインの植民
🇨🇷コスタリカ
1502年9月、クリストファー・コロンブスは第4回航海の途上で現在のコスタリカのカリブ海岸(現在のリモン近郊)に到達し、先住民が「カリアイ」と呼んだ一帯にしばらく停泊した。乗員は住民が身につけていた金の装飾品を目にし、この地に豊かな金鉱があると期待したが、実際に大規模な金鉱が見つかることはなかった。「コスタリカ(豊かな海岸)」という地名がいつ定着したかには諸説があり、16世紀前半のスペイン側の文書に現れる呼称が早い例とされる。険しい地形と人口の少なさから征服は難航し、本格的な植民が始まるのは16世紀後半で、1563年にフアン・バスケス・デ・コロナードが中央盆地にカルタゴを建設して統治の拠点とした。大農園を支える先住民労働力に乏しかったため、植民地時代のコスタリカはグアテマラ総督領の中でも辺境の貧しい属領にとどまり、自作農中心の社会が形成された。