近現代

コスタリカ内戦と常備軍の廃止

🇨🇷コスタリカ

1948年の大統領選挙の結果をめぐる対立から、3月から4月にかけて約6週間にわたる内戦が起こり、約2,000人が死亡したとされる。ホセ・フィゲーレス・フェレールが率いる国民解放軍が政府軍を破り、フィゲーレスを議長とする「第二共和国建国評議会」が暫定政権を担った。同年12月1日、フィゲーレスは首都サンホセのベジャビスタ兵営で象徴的に壁を打ち壊し、常備軍の廃止を宣言した。この方針は1949年11月に公布された新憲法の第12条に明記され、以後コスタリカは常備軍を持たず、警察組織が治安を担っている。同憲法では女性参政権やアフリカ系住民への市民権付与も定められた。軍事費に充てられていた財源が教育や保健に振り向けられたことは、中米諸国が長く内戦や軍事政権を経験するなかでコスタリカが比較的安定した民主体制を保った要因の一つに数えられる。

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