近現代
第一次コンゴ戦争とモブツ政権の崩壊
🇨🇩コンゴ民主共和国
1994年のルワンダ虐殺の後、大量の難民と旧政権側の武装勢力がザイール東部に流入し、現地のツチ系住民(バニャムレンゲ)との緊張が高まった。1996年、ローラン=デジレ・カビラを議長とするコンゴ・ザイール解放民主勢力連合(AFDL)が、ルワンダとウガンダの支援を受けて東部で蜂起した。統制を失っていたザイール軍はほとんど抵抗できず、AFDLは半年余りで国土を西進し、1997年5月17日に首都キンシャサを制圧した。モブツは国外に脱出し、同年9月に亡命先のモロッコで死去した。カビラは大統領に就任して国名をコンゴ民主共和国に戻したが、まもなくルワンダ・ウガンダとの関係が悪化し、1998年には周辺諸国を巻き込む第二次コンゴ戦争が始まった。この一連の戦争は「アフリカ大戦」とも呼ばれ、東部地域の不安定な情勢はその後も長く続いた。