近現代1930年 〜 1997年

モブツ・セセ・セコ

別名: ジョゼフ=デジレ・モブツ・Mobutu Sese Seko・モブツ

ザイール(現コンゴ民主共和国)の軍人・政治家で、1965年から1997年まで大統領を務めた。ベルギー領コンゴのリサラに生まれ、本名はジョゼフ=デジレ・モブツ。植民地軍フォース・ピュブリックに勤務した後、レオポルドヴィルで新聞記者として働き、独立運動の中でパトリス・ルムンバに近い立場をとった。1960年の独立後は国軍参謀総長となり、同年9月に軍を動かして政争中の政府を停止させ、1965年11月24日のクーデタで自ら大統領に就任した。1967年に人民革命運動(MPR)による一党制を確立し、1971年に国名をザイール、1972年に自身の名をモブツ・セセ・セコと改める「真正性回帰(オタンティシテ)」政策を進めた。豊富な鉱物資源を国家管理下に置き、冷戦下で反共の立場をとったことからアメリカ・フランス・ベルギーなど西側諸国の支持を受けたが、統治は個人への権力集中と統治機構の腐敗を特徴とし、1970年代後半以降は経済の悪化と対外債務の累積が深刻化した。冷戦終結後は西側の支持を失い、1996年に始まった第一次コンゴ戦争でローラン=デジレ・カビラ率いるAFDLに敗れて1997年5月に国外へ脱出し、同年9月7日、亡命先のモロッコのラバトで死去した。

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