近現代1929年 〜 2025年
サム・ヌジョマ
別名: サミュエル・シャフィイシュナ・ヌジョマ・Sam Nujoma・Samuel Shafiishuna Nujoma
ナミビアの独立運動指導者で、独立後の初代大統領(在位1990〜2005年)。1929年、南アフリカの統治下にあった南西アフリカ北部オヴァンボランドの農村に生まれ、ウォルビス湾や首都ヴィントフックで鉄道員などとして働きながら、契約労働制度への抗議運動に加わった。1959年のオヴァンボランド人民機構を経て、1960年に南西アフリカ人民機構(SWAPO)が結成されると初代議長に就任し、同年に国外へ脱出してタンザニアやザンビアを拠点に亡命指導者として活動した。SWAPOは国連総会などの国際世論に訴える外交と、1966年に始まる武装闘争を並行して進め、1973年には国連総会がSWAPOを「ナミビア人民の唯一正統な代表」と認めた。1988年の米ソ仲介による合意と国連安保理決議435号にもとづく監視下の選挙を経て、1989年に約30年ぶりに帰国。制憲議会で大統領に選出され、1990年3月21日の独立式典で初代大統領に就任した。在任中は民族和解政策を掲げる一方、1998年の憲法改正で自身に限って三選を可能とし、2005年にヒフィケプニェ・ポハンバへ大統領職を譲った。2005年に議会から「建国の父」の称号を贈られ、2025年2月に95歳で死去した。