近現代

血盟団事件 ― 井上準之助・團琢磨暗殺

🇯🇵日本

1932年2〜3月、右翼思想家井上日召が指導する血盟団(茨城県大洗町の立正護国堂に集った青年たちの結社)による要人暗殺事件。「一人一殺」を合言葉に、2月9日に前蔵相・民政党幹部の井上準之助を小沼正が射殺、3月5日に三井合名理事長・團琢磨を菱沼五郎が射殺した。標的リストには西園寺公望・幣原喜重郎・鈴木喜三郎ら20数名の政財界人が含まれており、政党政治と財閥支配を倒して「昭和維新」を実現するという思想が背景にあった。2か月後の五・一五事件の前哨戦であり、1930年代前半の昭和テロリズム連鎖の起点として位置づけられる。井上日召は戦後釈放され、戦後右翼運動の思想的支柱となった。

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