近現代

ダルフール紛争 ― 21世紀最初のジェノサイドと国際刑事裁判所の起訴

🇸🇩スーダン

スーダン西部ダルフール地方で発生した、政府軍とアラブ系民兵「ジャンジャウィード」による非アラブ系住民(フール人、マサリート人、ザガワ人)に対する組織的虐殺。2003年の反政府武装蜂起に対する報復として始まり、村落の焼き討ち、集団強姦、水源破壊による焦土作戦が展開された。2003〜2008年で30万人以上が死亡、250万人以上が国内避難民となった。2007年に国連安保理が国際刑事裁判所(ICC)への付託を決議、2009年にはバシール大統領に対して現職国家元首として初の逮捕状(ジェノサイド容疑含む)が発付された。アメリカのパウエル国務長官が「ジェノサイド」と明言したのは国際法上画期的で、「保護する責任(R2P)」概念の本格適用例としても議論された。2019年バシール政権崩壊後も紛争は断続的に続く。

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