近現代1892年 〜 1975年
ハイレ・セラシエ1世
別名: ハイレ・セラシエ・タファリ・マコンネン・ラス・タファリ
エチオピア帝国最後の皇帝(在位1930〜1974年)。本名タファリ・マコンネン。1916年に摂政となって国政の実権を握り、奴隷制の廃止や近代的な行政機構の整備を進め、1923年にはエチオピアの国際連盟加盟を実現した。1930年に即位して「ハイレ・セラシエ(三位一体の力)」を名乗り、1931年に同国初の憲法を制定した。1935年のイタリア侵攻で国外に亡命し、国際連盟総会で侵略を訴えたが支援は得られず、1941年にイギリス軍の協力を得て復位した。戦後は1963年にアディスアベバでアフリカ統一機構(OAU)の創設を主導し、アフリカ諸国の連帯を象徴する存在となった。一方で国内改革の遅れと飢饉への対応が批判を招き、1974年の革命で退位させられ、翌年に死去した。ジャマイカで生まれたラスタファリ運動では信仰の対象とされている。