中世

ソロモン朝の成立 ― ザグウェ朝の終焉

🇪🇹エチオピア

1270年、イクノ・アムラクがザグウェ朝最後の王を倒し、エチオピア高原にソロモン朝を樹立したとされる。新王朝は、旧約聖書に登場するイスラエルの王ソロモンとシェバの女王のあいだに生まれたメネリク1世の血を引くと称し、ザグウェ朝を「正統でない王朝」と位置づけて自らの支配を正当化した。この王統伝承は14世紀前半に成立したとされる年代記『ケブラ・ナガスト(諸王の栄光)』にまとめられ、契約の箱がエチオピアにもたらされたという物語とともに、以後の帝国の統治理念とエチオピア正教会の権威を支えた。ソロモン朝には固定した都がなく、王は宮廷を移動させながら統治した。この王朝は中断を挟みつつ1974年のハイレ・セラシエ1世の退位まで続いた。

🌍 同時代の世界

🤖 AIが選んだ関連コンテンツ