1684年 〜 1751年
徳川吉宗
別名: 吉宗・とくがわよしむね
江戸幕府第8代将軍(在職1716〜1745年)。紀伊徳川家の藩主から本家を継いで将軍となり、財政難に陥っていた幕政の立て直しを目指して享保の改革を断行した。倹約令による支出削減、年貢徴収を安定させる定免法、大名に米を上納させる上米の制などで財政を改善し、「米将軍」と呼ばれた。庶民の声を聞く目安箱の設置、町火消の整備、小石川養生所の開設、裁判基準を定めた公事方御定書の制定など、社会制度の整備にも努めた。実学を重んじ、キリスト教関係を除く漢訳洋書の輸入制限を緩和したことでも知られる。江戸町奉行に大岡忠相を登用し、青木昆陽にサツマイモ栽培の研究を命じて飢饉への備えとした。1729年にはベトナムから渡来した象が長崎から江戸まで歩いて運ばれ、吉宗がこれを見物したことが大きな評判となった。享保の改革は、のちの寛政の改革・天保の改革とともに江戸の三大改革に数えられる。