近現代
長征 ― 毛沢東と中国共産党の大撤退
🇨🇳中国
蒋介石率いる国民党軍の「囲剿(包囲殲滅作戦)」に追い詰められた中国共産党の紅軍は、1934年10月に江西省を脱出し、約1万2000kmにわたる大撤退「長征」を開始した。険しい山岳地帯・草原・河川を越えながら1年以上かけて延安(陝西省)に到達した。出発時の約8万人は延安到着時には約7000〜8000人に激減したが、この苦難の旅程で毛沢東が党内の主導権を確立した。長征は中国共産党の「建党精神」として現在も語り継がれ、毛沢東の権威を高める神話的事件となっている。