近世

ルイ14世と太陽王の時代開始

🇫🇷フランス

1643年にわずか4歳で即位したルイ14世は、宰相マザランの後見のもとで幼少期を過ごし、その間に高等法院と大貴族による反乱フロンドの乱(1648〜1653年)を経験した。1661年3月にマザランが死去すると、22歳の国王は新たな宰相を置かずに自ら国務を統括すると宣言し、親政を開始した。国王は大貴族を国政の中枢から遠ざけ、コルベールやルーヴォワら法服貴族出身の官僚を登用して統治機構を整えた。財務総監コルベールは特権マニュファクチュールの育成や東インド会社の再建など重商主義政策を進め、陸軍卿ルーヴォワは常備軍の拡充と規律化を担った。1682年には宮廷をパリからヴェルサイユへ移し、壮麗な宮殿と厳格な儀礼を通じて貴族を宮廷生活に組み込んだ。文化面ではアカデミーの整備が進み、モリエール、ラシーヌ、リュリらが活躍してフランス古典主義の全盛期を迎え、フランス語は国際的な外交言語となった。一方で1685年のフォンテーヌブロー勅令によりナントの勅令が廃止されると、多数のユグノーが国外へ亡命して経済に打撃を与えた。オランダ戦争やアウクスブルク同盟戦争、スペイン継承戦争(1701〜1714年)と対外戦争が続いた結果、財政は著しく悪化し、1715年に72年に及ぶ在位を終えて死去したときには、王国は深刻な負債を抱えていた。

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