近世
近江屋事件 ― 坂本龍馬・中岡慎太郎暗殺
🇯🇵日本
1867年12月10日(慶応3年11月15日)夜、京都河原町三条下ルの醤油商・近江屋新助宅2階に潜伏していた土佐脱藩浪士・坂本龍馬(31歳)と陸援隊長・中岡慎太郎(30歳)が、刺客集団に襲撃され暗殺された事件。坂本は額・背中を斬られて即死、中岡は重傷を負って2日後に絶命した。下手人については長らく諸説あったが、事件の2年後に元見廻組隊士・今井信郎が自供し、京都見廻組(佐々木只三郎組頭、与頭高橋安次郎、今井信郎ら7名)の犯行とほぼ確定。動機は寺田屋遭難(同年初の襲撃未遂)の継続的標的化、海援隊によるいろは丸事件・薩長周旋への幕府側の敵意とされる。大政奉還からわずか1か月後、王政復古の3週間前という時期で、龍馬不在のまま戊辰戦争・新政府樹立が進むことになった。司馬遼太郎『竜馬がゆく』ほか膨大な創作で日本史上もっとも有名な暗殺事件のひとつとなっている。