近現代

ラオス内戦とアメリカ軍の空爆 ―「秘密戦争」

🇱🇦ラオス

ベトナム戦争と並行して、ラオスでは王国政府軍と共産勢力パテート・ラーオの内戦が続いた。1962年のジュネーヴ協定でラオスの中立が宣言されたものの、北ベトナムは南ベトナムへの補給路「ホーチミン・ルート」をラオス東部に維持し、アメリカは1964年からこれを断つための大規模な空爆を開始した。中立国であるため作戦は公表されず、CIAがモン(フモン)族らを組織した部隊を支援したことと合わせて「秘密戦争」と呼ばれる。1973年までに投下された爆弾は200万トンを超え、人口一人あたりでは史上最も激しい爆撃を受けた国とされる。多数のクラスター弾の子弾を含む不発弾(UXO)は今日も国土各地に残り、農地開発や住民の安全を脅かし続けている。1973年のヴィエンチャン協定で停戦が成立し、1975年の王制廃止とラオス人民民主共和国の成立につながった。

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