近現代
フェス条約とフランス保護領モロッコの成立
🇲🇦モロッコ
1912年3月30日、フェスでスルタンのアブドゥルハフィーズとフランスとの間に条約が結ばれ、モロッコはフランスの保護領となった。19世紀末以降、列強はモロッコの権益をめぐって対立し、1905年のタンジール事件と1911年のアガディール事件(第一次・第二次モロッコ事件)でドイツとフランスが衝突したが、ドイツはフランス領コンゴの一部の割譲と引き換えにフランスの優越的地位を認めた。同年11月のスペインとの協定によって北部のリーフ地方と南部の一部はスペインの保護領とされ、タンジールは1923年に国際管理地区となった。初代理事長官リヨテのもとで統治機構が整備され、ラバトが行政の中心に定められた。1921年からはリーフ地方でアブド・アルカリームが率いる抵抗運動(リーフ戦争)が起こり、1926年にスペイン・フランス両軍によって鎮圧された。