中世
トルテカ文明とケツァルコアトル伝説
🇲🇽メキシコ・中米
9〜12世紀、中央メキシコのトゥーラ(現イダルゴ州)を中心にトルテカ文明が栄えた。戦士の石柱像・トルテカ様式の建築がチチェン・イツァにも波及し、広い影響圏を持った。後のアステカ人はトルテカを文化的先祖として崇め、トルテカの王=神官ケツァルコアトル(羽毛ある蛇)の伝説を受け継いだ。「いつか東の海からケツァルコアトルが白い肌で戻ってくる」という予言が、1519年のコルテス到来時にアステカ皇帝モクテスマ2世の対応を迷わせた一因とも言われる(ただしこれは後世の創作説もある)。12世紀にトゥーラは滅び、メシカ族(アステカ)の台頭へとつながる。