近現代1833年 〜 1896年

アルフレッド・ノーベルあるふれっどのーべる

別名: ノーベル・Alfred Nobel

スウェーデンの化学者・発明家・実業家で、ノーベル賞の創設者。1833年10月21日、ストックホルムに生まれた。父イマヌエルが機雷や爆薬の事業を営んでいた関係で少年期をロシアのサンクトペテルブルクで過ごし、家庭教師から自然科学と語学を学んだのち、パリやアメリカで化学を修めた。帰国後は強力だが衝撃に弱く扱いの難しかった液体爆薬ニトログリセリンの実用化に取り組み、1864年にはストックホルム郊外の工場が爆発して弟エミールを含む5人が死亡する事故を経験した。1866年、ニトログリセリンを珪藻土にしみ込ませて安定させる方法を見いだし、翌1867年に「ダイナマイト」として特許を取得した。ダイナマイトは鉄道・運河・鉱山などの土木工事を一変させ、1875年の膠質ダイナマイト、1887年の無煙火薬バリスタイトなど改良も重ねた。生涯に取得した特許は355件にのぼり、ヨーロッパ各地に工場網を築くとともに、兄弟が経営したバクー油田の事業にも関与して巨額の財産を得た。生涯独身で、詩や文学を愛し平和運動にも関心を寄せた。1895年11月、パリのスウェーデン・ノルウェー人クラブで遺言に署名し、遺産の大部分を基金として物理学・化学・生理学医学・文学・平和の5分野の賞にあてるよう定めた。1896年12月10日、イタリアのサンレモで脳出血により死去。遺言は親族の異議などで争われたが、1900年にノーベル財団が設立され、翌1901年から授賞が始まった。

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