近現代

ビロード革命

🇨🇿チェコ

1989年11月17日、プラハで行われた学生デモが治安部隊に強制排除されたことをきっかけに、チェコスロバキア全土で連日の大規模集会とゼネストが起こり、共産党の一党支配が流血をともなわずに終わった。民主化を求める市民は、チェコ側で「市民フォーラム」、スロバキア側で「暴力に反対する市民」を結成し、劇作家で人権宣言『憲章77』の中心人物だったヴァーツラフ・ハヴェルが交渉の顔となった。11月24日には共産党指導部が総辞職し、12月10日に非共産党員が多数を占める内閣が成立、12月29日には連邦議会がハヴェルを大統領に選出した。「プラハの春」で失脚していたアレクサンデル・ドゥプチェクも連邦議会議長として政界に復帰している。ベルリンの壁崩壊に続く東欧革命の一環であり、暴力によらず短期間で体制が転換したことから「ビロード革命」と呼ばれる。1990年6月には自由選挙が実施され、その後チェコスロバキアは合意にもとづいて1993年1月1日に平和裏に分離した。

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