中世1316年 〜 1393年
ファーグム
別名: ファー・グム・Fa Ngum
ランサーン王国の建国者(在位1353〜1372年頃)。ルアンパバーン地方(ムアンスワー)の王族に生まれ、若くしてクメール帝国(アンコール朝)の宮廷に身を寄せた。クメール王の娘を妃に迎え、その軍事的支援を得てメコン川中流域のラオ族諸侯を次々と服属させ、1353年にランサーン王国(「百万頭の象」の意)を建国して都をシエントーン(現ルアンパバーン)に置いた。クメールから上座部仏教を受容し、のちにラオスの守護仏とされる仏像パバーン(プラバーン)がもたらされたと伝えられる。晩年は臣下によって退位させられ、ムアンナーン(現在のタイ・ナーン)に追放されて同地で没した。今日のラオスでは「建国の父」と位置づけられている。